宅建試験、本当におつかれさまでした。10月18日の本番から、ちょうど1週間がたちました。
「手ごたえがあった気もするし、なかった気もする」「自己採点をしたけれど、ボーダーぎりぎりで落ち着かない」。そんなモヤモヤを抱えたまま、この週末を迎えている人も多いと思います。
私は宅建試験に4回落ちて、5回目でようやく合格しました。先週の記事で「合格発表までの過ごし方は、次の週末に書きます」とお約束していたので、今日はその話です。
正直に書くと、4回目までの私は、試験が終わってからの1か月を、いちばん上手に過ごせていませんでした。5回目の年に変えた4つの過ごし方を、自分の失敗とあわせて紹介します。
4回目までは「予想点ばかり見ていた」
4回目までの私は、試験が終わったその夜から、スマートフォンで解答速報と合格予想点を何度も見ていました。自己採点も一度では終わらず、「この問題は本当はこっちを塗ったかもしれない」と、点数を上げたり下げたりして一喜一憂していました。
予想点はサイトによって違いますし、日がたつと少しずつ変わります。それを毎日追いかけているうちに、仕事にも身が入らず、家族との会話もうわの空。結果が出る前から、気持ちだけがすり減っていました。
しかも、そこまで気にしても合否は1点も変わりません。試験が終わった時点で、答えはもう解答用紙の上で決まっているからです。

5回目の試験のあとに変えた4つの過ごし方
①|自己採点は「1回だけ」。結果は紙に書いて終わりにする
5回目の年は、自己採点を1回だけと決めました。問題冊子にメモしておいた自分の答えを、資格学校など2つの解答速報で照らし合わせ、答えが割れている問題には印をつけます。
出てきた点数は、科目ごとの内訳と一緒にノートへ書いて、そこで採点はおしまい。何度もやり直さないことで、「もしかしたら」と考える時間がぐっと減りました。
科目ごとの点数を残しておくと、もし来年もう一度受けることになっても、どこを伸ばせばいいかがすぐにわかります。採点は、気持ちが落ち着いてからで大丈夫です。
②|ネットの「合格予想点」は見すぎない
合格予想点は、あくまで各社の予想です。合否を決めるのは、不動産適正取引推進機構が合格発表の日に公表する合否判定基準です。
機構は合格発表の日に、ホームページで合格者の受験番号・合否判定基準・試験問題の正解番号を掲示します。予想点を毎日見くらべても、この発表が早まることはありません。
5回目の私は、予想点を見るのは「週末に1回だけ」と決めて、平日はアプリの通知も切りました。ボーダー付近の人ほど気になるのは当然ですが、見る回数を決めるだけで、心の消耗はかなり減ります。
③|「合格だったら」「だめだったら」の両方の予定を決めておく
発表を待つ間に一番やってよかったのが、どちらの結果でも次の一歩が決まっている状態にしておくことでした。
合格だった場合は、宅建士として働くための手続きが待っています。宅建試験は、受かっただけでは「宅建士」を名乗れません。受験した都道府県の知事の資格登録を受け、宅建士証の交付を受けて、はじめて宅建士になれます。不動産の実務経験が2年に満たない人は、登録の前に登録実務講習を受けるのが一般的です。流れは「宅建に受かっただけでは“宅建士”を名乗れない|転職前にすませる登録の3ステップ」にまとめています。
合格したら不動産会社への転職を考えている人は、発表前のこの時期に、どんな求人があるかを眺めておくだけでも気持ちが前を向きます。応募はまだしなくて大丈夫です。私自身、もっと早く業界の情報に触れておけばよかったと感じています。宅建の資格を活かした求人を見るなら、宅建Jobエージェント
のような不動産業界専門のサービスで、情報収集から始めてみるのも一つの方法です。
だめだった場合は、「いつから、何から再開するか」だけを決めておきます。私は4回、この日を経験しました。そのたびに、すぐに気持ちを立て直せたわけではありません。それでも、次の一歩が決まっていると、落ちた日でも「終わり」ではなく「続き」だと思えるようになりました。
④|後回しにしていた生活を、元に戻す
試験までの数か月、睡眠や家族との時間、仕事の段取りを後回しにしてきた人も多いはずです。私も、鳶の現場から帰ってから夜中まで勉強する日が続いていました。
試験が終わったら、まずはよく寝る。そして、勉強を支えてくれた家族にお礼を言う。週末はどこかへ出かける。合否がわかる前でも、できることはたくさんあります。
もし11月15日の賃貸不動産経営管理士試験も受ける人は、気持ちを切りかえて、ここからの3週間はそちらに集中しましょう。宅建の権利関係の知識がそのまま活きる分野もあります。私が賃管で33点を取って落ちた話は「宅建の次に受けた賃貸不動産経営管理士、33点で落ちた私の失敗談」に書いています。

11月25日の合格発表の日に知っておきたいこと
- 令和8年度の合格発表は2026年11月25日(水)9時30分
- 不動産適正取引推進機構のホームページに、合格者の受験番号・合否判定基準・正解番号が掲示される
- 合格者には、機構から簡易書留郵便で合格証書などが届く(不在のときは不在連絡票を確認)
- 不合格の人への通知はないので、ホームページで自分の受験番号を確認する
受験票は、発表の日まで大切に保管しておきましょう。受験番号がわからないと、発表を見ても自分の結果を確かめられません。
合格したら、宅建の資格を活かして働く道を考えたい人は、不動産業界専門の転職サービスをのぞいてみるのもおすすめです。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。

まとめ
- 4回目までの私は、試験後に予想点と自己採点のやり直しばかりで、1か月を消耗していた
- ①自己採点は1回だけ。2つの解答速報で照合し、科目ごとの点数を紙に残して終わりにする
- ②予想点は見すぎない。合否を決めるのは、発表の日に公表される合否判定基準
- ③合格でも不合格でも、次の一歩を決めておく(合格なら資格登録・登録実務講習の準備)
- ④睡眠・仕事・家族の時間を元に戻す。賃管を受ける人は11月15日に集中
- 合格発表は11月25日(水)9時30分。受験票は大切に保管しておく
4回落ちた私が思うのは、試験が終わったあとの時間は「結果を待つ時間」ではなく「次の準備をする時間」だということです。
鳶の仕事も、足場を組み終えたら終わりではなく、点検をして次の現場の段取りに入ります。宅建も同じで、ここからが次のスタートです。まずは、ここまでがんばった自分をしっかり休ませてあげてくださいね。
出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「宅建試験 試験概要」「よくある質問(Q5 合格発表・合格証書)」(2026年10月時点)
