宅建の過去問、何周しても点が伸びなかった|4回落ちた私が5回目に変えた3つの解き方|宅建士が解説

宅建の過去問を何周しても点が伸びなかった私が5回目に変えた3つの解き方 試験対策
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宅建試験まで、あと2週間。

過去問集は、もう2周目、3周目に入っている方も多いと思います。それなのに、模試や年度別の過去問を解くと点数が伸びない。「こんなに回しているのに、なぜ?」と、手が止まっていませんか。

私もまったく同じでした。過去問を何周しても、本番の点数は毎年ほとんど変わらなかったのです。

私は宅建試験に4回落ちて、5回目でようやく合格しました。4回目までと5回目で、使った過去問集はほとんど同じです。変えたのは「解き方」だけでした。

今日は、4回目までの私がやっていた「伸びない回し方」と、5回目に変えた3つの解き方を書きます。残り2週間でも、明日の1問から変えられる話です。

伸びなかった本当の理由は「周回数」ではなかった

4回目の年、私は同じ過去問集を5周しました。最後のほうは、問題文を読み終わる前に答えの番号が浮かぶほどでした。正答率も9割を超えていました。

ところが本番では、見たことがあるはずの論点で手が止まります。問題文の言い回しが少し違うだけで、どの肢が正しいのか決められないのです。

今ならはっきり分かります。私は過去問を「解いて」いたのではなく、「答えを思い出して」いただけでした。

宅建試験は50問を2時間で解く試験です。令和8年度は2026年10月18日(日)の13時から15時(登録講習修了者は13時10分から15時)。本番に出るのは、過去問とまったく同じ文章ではありません。同じ論点を、別の言い方で聞いてきます。答えの番号を覚えても、言い方が変われば役に立たないのです。

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4回目まで点が伸びなかった3つの原因

振り返ると、原因は次の3つでした。

原因①|正解の「番号」を覚えていた

4択の問題で正解の肢だけを確認して、残り3つの肢は読み流していました。1問から学べることの4分の1しか使っていなかったことになります。

原因②|正解した問題は二度と見なかった

×の付いた問題だけを解き直して、○の問題は「できた」として放っておきました。でも○の中には、2択まで絞って勘で当たった問題がたくさん混じっていたのです。本番では、その勘が外れます。

原因③|時間を計らずに1問ずつ解いていた

現場仕事から帰って、1日10問ずつ、気が向いたときに解いていました。2時間通して50問を解いたことは、本番以外では一度もありませんでした。本番の2時間を、私は本番で初めて体験していたのです。

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5回目に変えた3つの解き方

解き方①|4つの肢すべてに「○×の理由」を一言で言う

5回目の年は、1問を解いたら4つの肢すべてについて「なぜ○なのか・なぜ×なのか」を一言で言うようにしました。声に出しても、余白に書いてもかまいません。

たとえば宅建業法の問題で「この肢は×。理由は、37条書面の交付は宅建士でなくてもいいから」というように、根拠まで言い切ります。言えなかった肢は、正解していても解説を読み直します。

1問にかかる時間は倍になりました。そのかわり、1問で4つの論点を確認できるので、周回数が少なくても点が上がりました。

解き方②|迷った問題に「△」を付けて、×と△だけ解き直す

○×に加えて、「正解したけれど迷った問題」には△を付けるようにしました。2択で迷った、理由を言えない肢があった。そんな問題はすべて△です。

2周目からは、×と△の問題だけを解き直します。最初は△がとても多くて落ち込みましたが、△こそが本番で落とす問題の正体でした。△が○に変わるたびに、模試の点数が少しずつ上がっていきました。

解き方③|週に1回、本番と同じ2時間で50問を通して解く

最後に変えたのが、時間の使い方です。週末に1回、13時から15時まで、本番と同じ時間帯に50問を通して解くようにしました。

通しで解いてみて初めて、権利関係で時間を使いすぎて宅建業法が駆け足になる自分の癖に気づきました。そこで5回目の年は、宅建業法から先に解く順番に変えています。解く順番は人によって合う形が違うので、通しで試して決めるのが一番です。

ひとりで解説を読んでも理由が分からない論点は、プロの解説に頼るのも手です。私自身、もっと早く頼っていればよかったと思った一人です。

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今日からできる3つのこと

残り2週間で、過去問集を最初から全部やり直す必要はありません。今日やることは、次の3つだけです。

  1. 今日解く1問で、4つの肢すべての理由を言ってみる(言えなければ解説を読む)
  2. これまで○を付けた問題のうち、迷った問題に△を付け直す
  3. 今週末の13時から15時を、50問の通し練習のために空けておく

どれも新しい教材はいりません。手元の過去問集と、鉛筆1本でできます。



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まとめ

  • 過去問を何周しても伸びないのは、答えの番号を覚えているだけだから。本番は同じ論点を別の言い方で聞いてくる
  • 解き方①=4つの肢すべてに○×の理由を一言で言う
  • 解き方②=迷った問題に△を付けて、×と△だけ解き直す
  • 解き方③=週に1回、13時から15時の本番と同じ時間で50問を通して解く
  • 令和8年度の試験は2026年10月18日(日)13時〜15時。50問・2時間

4回落ちた私が言えるのは、過去問は「何周したか」より「理由を言えた肢がいくつあるか」だということです。

鳶の現場でも、手順を丸暗記しただけの新人より、「なぜこの順番なのか」を分かっている人のほうが、初めての現場で迷いません。試験も同じでした。

あと2週間。今日の1問から、理由を言う解き方に変えてみてください。合格後の働き方やキャリアに迷ったときは、いつでもブログで相談してくださいね。

出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「令和8年度宅地建物取引士資格試験」スケジュール(2026年10月時点)

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