宅建の試験が終わって、合格発表を待っているこの時期。「転職したい気持ちはあるけれど、結果が出る前に動いていいのかな」と迷っていませんか。
自己採点ではギリギリ。もし落ちていたら恥ずかしい。でも、発表を待ってから動くと出遅れそう。そんなふうに気持ちが行ったり来たりするのは、とても自然なことです。
結論から言うと、合格発表を待つ間でも、転職活動は始めて大丈夫です。大事なのは「まだ合格していない」ことを正直に伝えることだけ。この記事では、この時期によく聞かれる5つの質問に、ひとつずつ答えていきます。
まず知っておきたい:合格発表は「11月下旬」
宅建試験を実施している不動産適正取引推進機構(RETIO)の案内では、試験は原則10月の第3日曜日、合格発表は原則として11月下旬とされています。つまり今は、試験から発表まで約1か月の「待ち時間」です。
私自身、宅建は5回目でやっと合格しました。毎年この時期は、自己採点の点数を何度も見返しては落ち着かない日を過ごしていました。待っている時間は、ただ不安になるより「準備」に使ったほうが、ずっと気持ちが楽になります。

Q1|合格発表の前に、応募してもいいの?
答え:応募してOKです。不動産会社の求人は、合格者だけを対象にしているわけではありません。「宅建の勉強をしている人」「受験した人」を歓迎する求人も多くあります。
また、合格発表のあとは同じように動き出す人が増えます。求人をながめて、気になる会社や職種を絞っておくだけでも、発表後のスタートがぐっと早くなります。いきなり応募しなくても、情報集めは今日から始められます。
動き出すタイミングについては宅建の転職、いつ動くのが正解?でもくわしくまとめています。

Q2|履歴書の資格欄には、どう書けばいい?
答え:発表前は「合格」と書かず、「受験済み」と書きます。たとえば次のような書き方です。
- 令和8年10月 宅地建物取引士資格試験 受験(合格発表待ち)
結果が出ていないのに「合格」と書くのは、どんなに自信があってもやめましょう。「合格見込み」と書いて、もし違っていたら、信頼を一気に失ってしまいます。合格したら、その時点で「合格」に書き直せば大丈夫です。
合格後の書き方(「合格」と「登録」の違い)は宅建は履歴書にどう書く?を参考にしてください。

Q3|面接で自己採点の点数を聞かれたら?
答え:点数は正直に伝えましょう。面接官は、点数そのものよりも「この人は正直か」「勉強を続けられる人か」を見ています。
伝え方の例です。
- 「自己採点では○点でした。合格ラインに届いているかは、発表を待っているところです」
- 「もし今年届かなくても、来年も受けて必ず合格するつもりです」
点数を少し盛るより、「結果に関係なく続ける」と言えるほうが、ずっと強いアピールになります。私も5回目まで受け続けたので、あきらめずに続けた経験そのものが話の材料になると感じています。
Q4|もし落ちていたら、内定はどうなるの?
答え:会社によって違うので、面接の段階で確認しておきましょう。「合格していることが採用の条件」の会社もあれば、「入社後に合格を目指してくれればいい」という会社もあります。
「合格が採用の条件になりますか?」と、内定の前に聞いておくのがいちばん安心です。聞きにくい場合は、転職エージェントに確認してもらう方法もあります。条件が決まったら、口約束ではなく、労働条件通知書などの書面で残しておきましょう。
書面で見るポイントは不動産会社から内定が出たら|「労働条件通知書」で確認することにまとめています。
Q5|合格したら、すぐ宅建士として働けるの?
答え:合格しただけでは、まだ宅建士として仕事はできません。宅建業法では、試験に合格したあと、都道府県知事の登録(18条)を受け、さらに宅建士証の交付(22条の2)を受けてはじめて、宅建士として重要事項説明などの仕事ができます。
- 不動産の実務経験が2年未満の人は、登録の前に登録実務講習を受ける
- 合格した日から1年以内に宅建士証の交付を受けるなら、法定講習は受けなくてよい
登録には書類集めや講習で時間がかかります。面接で「合格したら、すぐ登録まで進めます」と言えると、会社は入社後のイメージを持ちやすくなります。流れは転職前にすませる登録の3ステップでくわしく解説しています。
ひとりで動くのが不安なら、専門のエージェントに相談
「発表前に応募していい会社なのか」「合格が条件なのか」を自分で一社ずつ確かめるのは大変です。不動産業界にくわしい転職エージェントなら、こうした条件を前もって教えてもらえます。
同じ悩みを持つ方には、不動産専門の宅建Jobエージェント
をまず覗いてみてほしいです。無料で相談できるので、「まだ転職するか決めていない」段階でも、今の自分の立ち位置を知る一歩になります。
今日からできること
- 気になる職種(賃貸・売買・管理・事務)を1つ決めて、求人を5件ながめてみる
- 履歴書の資格欄を「受験(合格発表待ち)」の書き方で用意しておく
- 自己採点の点数と「来年も受けるか」の答えを、自分の言葉でメモしておく
- 登録実務講習の日程と申込み方法を調べておく
まとめ|発表を待たずに、できることから一歩ずつ
合格発表を待つ間の転職活動、5つの質問の答えをふり返ります。
- Q1:発表前でも応募してOK。情報集めは今から
- Q2:履歴書は「受験済み(合格発表待ち)」。「合格」とは書かない
- Q3:自己採点の点数は正直に。「結果に関係なく続ける」と伝える
- Q4:「合格が採用の条件か」は内定の前に確認し、書面で残す
- Q5:合格後は登録と宅建士証の交付が必要。すぐ動ける準備を
待つだけの1か月にするか、準備の1か月にするかで、発表のあとの景色が変わります。結果がどうであっても、ここまで勉強してきた自分を信じて、できることから一歩ずつ進んでいきましょう。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。※記事の内容は一般的な情報です。採用の条件は会社によって異なります。
