宅建、9月に入って急に怖くなったあなたへ|本番まで6週間を味方にする3つの考え方|宅建士が解説

試験対策
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カレンダーをめくって、9月になりました。2026年(令和8年度)の宅建試験は10月18日(日)。9月6日から数えると、残りはちょうど6週間です。

不思議なもので、8月までは「まだ時間がある」と思えていたのに、9月に入ったとたん、急に怖くなる。テキストを開こうとすると胸のあたりがざわつく。過去問を解くのが、少し億劫になる——。

私は宅建に5回目で合格しましたが、落ちた4年間、9月はいつも一番しんどい月でした。この記事は、そんな今のあなたに向けて書いています。勉強法の話ではなく、残り6週間の「気持ちの置き方」の話です。

9月に急に怖くなるのは、まじめに勉強してきた人ほど起こる

まず知っておいてほしいことがあります。9月に不安が強くなるのは、サボっていたからではありません。むしろ逆です。

ここまで勉強を続けてきたからこそ、「自分がまだ解けない問題」がはっきり見えるようになったのです。4月に何も知らなかった頃は、そもそも何が分かっていないのかも分からなかった。今は分かる。だから怖い。これは、進んだ人にしか起きない不安です。

宅建は50問の四肢択一式で、おおむね35点前後を取れば合格できる試験です(合格ラインは年度によって上下します)。合格率はおおむね15〜18%で推移しています。満点を取る人を選ぶ試験ではありません。今のあなたに足りないのは、たぶん「あと数点」です。

落ち込むずんだもんの肩に四国めたんが手を置いて励ましている

9月に不安が急に大きくなる3つの理由

理由①|カウントダウンが始まってしまう

8月までは「10月の試験」でした。9月になると「あと◯日」に変わります。数字は正直で、しかも毎日減ります。減っていく数字を毎日見るのは、それ自体がストレスです。

私は落ちていた年、スマホのメモに残り日数を書いて毎晩更新していました。今思えば、あれは勉強ではなく、不安を確認する作業でした。

理由②|「できないところ」が可視化される時期だから

9月は模試や答練、過去問の年度別演習が重なる時期です。点数という形で、できていないところが数字になって返ってくる。当然、へこみます。

でもこれは、本来ありがたい情報です。本番の前に分かってよかった弱点であって、本番で分かる弱点ではありません。

理由③|まわりの情報が一気に増えるから

SNSを開けば「今日8時間やりました」「模試43点でした」という投稿が並びます。直前期は情報も投稿も増えます。比べる材料が増えるほど、自分の足りなさばかりが目につくようになります。

ただ、そこに流れてくるのは各自の一番いい日の話です。うまくいかなかった日は、たいてい投稿されません。

四国めたんがホワイトボードの前で要点をまとめている

本番まで6週間を味方にする3つの考え方

考え方①|「残り42日」ではなく「今日の1つ」で数える

残り日数は、あなたが何をしても減っていきます。コントロールできないものを毎日見つめると、不安だけが増えます。

そこで、数える単位を変えてみてください。「残り42日」ではなく「今日は宅建業法を10問」。この1つだけを、朝のうちに決めてしまう。夜に「できた/できなかった」が判定できる大きさにするのがコツです。

私が5回目に合格した年、手帳に書いていたのは残り日数ではなく「今日やる1つ」だけでした。不安は減りませんでしたが、不安のまま手が動くようにはなりました。

考え方②|6週間は「仕上げ」には十分な時間だと知る

6週間は、新しい参考書を1冊増やすには短すぎます。でも、すでにやったところを固め直すには十分な時間です。

宅建は50問のうち宅建業法が20問と、配点の大きい分野がはっきりしています。今から全範囲を完璧にするのではなく、点になりやすいところを取りこぼさない形に整える。それだけで数点は動きます。直前期は、伸びる人が一番伸びる時期でもあります。

もし独学で「何を削って何を残すか」の判断に自信が持てないなら、直前期だけ人の設計を借りるのも選択肢です。宅建士講座・ゼロから始めて1年合格!のような講座は、出るところの優先順位が最初から決まっているので、迷う時間そのものを減らせます。一人で全部背負わなくて大丈夫です。

考え方③|不安が出たら、5分だけ手を動かす

不安は、考えている時間に育ちます。「落ちたらどうしよう」を頭の中で回している10分は、残念ながら1点にもなりません。

おすすめは、不安を感じたら5分だけ問題を開くと決めておくことです。5分で終わってもかまいません。手が動き出すと、不安は少し後ろに下がります。私はこれを「不安の逃がし方」だと思っています。

ずんだもんが驚き、四国めたんが横で微笑んでいる

10月18日までの流れを、一度だけ書き出しておく

先が見えないことも、不安の大きな原因です。ここから本番までに何が起きるかは、実はもう決まっています。一度だけ紙に書き出して、あとは見ないようにしましょう。

  • 10月初旬:受験票が届きます(試験実施団体から送付されます)
  • 10月18日(日):本番。試験時間は午後1時〜午後3時の2時間(登録講習修了者は午後1時10分〜午後3時・45問)
  • 11月下旬:合格発表

受験手数料の8,200円は、もう払い込んであるはずです。いったん払い込んだ受験手数料は、原則として返還されません。だからこそ、受けないという選択はもったいない。今の実力がどうであれ、10月18日の午後1時に席に座ること自体に価値があります。

それに、受験票が届く10月初旬は、気持ちを切り替えるいいきっかけになります。私は「受験票が来た日から本気」と決めていました。それまでは、多少できない日があってもいいと自分に許可を出していました。

まとめ|怖いのは、ちゃんと向き合っている証拠

9月に急に怖くなるのは、あなたが本気で受けようとしているからです。どうでもいい試験なら、そもそも不安になりません。

  • 「残り42日」ではなく「今日の1つ」で数える(コントロールできるものだけを見る)
  • 6週間は仕上げに十分(新しい教材を足すより、やったところを固め直す)
  • 不安が出たら5分だけ手を動かす(考える時間は1点にもならない)

私は4回落ちました。9月に「今年もダメかもしれない」と思った回数は、数え切れません。それでも5回目に受かったのは、特別なことをしたからではなく、不安なまま机に座った日が、去年より少しだけ多かったからだと思っています。

10月18日まで、あと6週間。今日の1つを、決めてしまいましょう。

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