宅建の直前期、睡眠を削った年は落ちた|4回落ちた私が最後にたどり着いた3つの習慣|宅建士が解説

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8月も終わりが近づくと、宅建の勉強をしている人の頭には決まってこの考えが浮かびます。「時間が足りない。もう寝る時間を削るしかない」——2026年の宅建試験は10月18日(日)。ここからは、いよいよ直前期です。

気持ちは痛いほど分かります。私も同じことを考えました。そして睡眠を削って勉強した年は、4回とも落ちました

お恥ずかしい話ですが、私は宅建に4回落ちて、5回目でやっと合格しました。5回目に変えたことはいくつかありますが、いちばん地味で、いちばん効いたのが「削らない」と決めたことです。この記事では、直前期に体調を崩さず走り切るために私がたどり着いた3つの習慣を、体験談としてお伝えします。

睡眠を削った年、私は「やった気」だけが増えていた

落ち続けていた頃の私は、現場仕事を終えて帰宅してから、深夜1時、2時まで机に向かっていました。眠い目をこすりながらテキストを開き、「今日も2時間やった」と記録をつけて満足して寝る。数字の上では勉強時間は増えていました。

ところが、模試の点数はまったく伸びませんでした。理由は今なら分かります。眠い頭で読んだページは、翌日にはほとんど残っていなかったからです。宅建は覚える量が多い試験です。覚えるための時間を作るつもりで、覚えるための力そのものを削っていたわけです。

決定打は、ある年の9月末でした。無理がたたって熱を出し、直前の1週間をまるごと寝込んで潰したのです。あのときの「取り返しがつかない」という感覚は、今も忘れられません。

それに、宅建の本番は日曜の13時から15時。昼食後の、いちばん眠くなる時間帯に2時間集中し続ける試験です。寝不足の体で当日を迎えるのは、そもそも試験の形式と相性が悪いのだと、5回目にしてようやく気づきました。

作業着姿のずんだもんを四国めたんが労っている建設現場

① 勉強時間より先に「起きる時間」を固定した

5回目の年に最初にやったのは、勉強計画ではなく起きる時間と寝る時間を先に決めてしまうことでした。私は「5時半に起きて、23時には寝る」と決め、その枠の中でできる分だけをやる、と割り切ったのです。

それまでの私は逆でした。「今日は3時間やる」と決めて、終わらなければ寝る時間を後ろにずらす。これだと、うまくいかない日ほど睡眠が削られ、翌日さらに効率が落ちるという悪循環になります。

先に睡眠を確保してしまうと、当然「入る量」は減ります。でも減ったからこそ、何を捨てるかを真剣に考えるようになりました。私の場合は、深追いしていた民法の細かい論点を思い切って捨て、宅建業法の反復に寄せる判断ができたのは、この枠のおかげです。

四国めたんがホワイトボードの前で要点をまとめている

② 夜は「新しいことを覚えない」と決めた

2つ目は、夜に新しい論点を入れるのをやめたことです。夜にやるのは、その日にやった問題の○×確認と、間違えた肢を読み返すことだけ。新しい単元は必ず朝に回しました。

これは根性論ではなく、単純な話です。疲れた頭に新しい知識を入れようとすると時間がかかり、時間がかかるから寝るのが遅くなり、しかも定着しない。逆に、すでに一度やったものの確認なら、疲れていても短時間で終わります。夜は「増やす時間」ではなく「落とさない時間」と決めてしまうと、寝る時刻が驚くほど安定しました。

朝に新しい単元、夜に復習。この順番にしただけで、同じ勉強時間でも模試の点が上がっていったのを覚えています。

それでも「やることが多すぎて、どれから手をつければいいか分からない」という方は、要点を絞ってくれる講座を直前期だけ利用するのも一つの手です。私は独学で遠回りしましたが、やることを減らしてくれる仕組みにお金を払うという発想は、もっと早く持てばよかったと思っています。

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ずんだもんが驚き、四国めたんが横で微笑んでいる

③ 週に1日、「勉強しない日」を先に決めた

3つ目が、いちばん勇気がいりました。週に1日、はじめから勉強しない日をカレンダーに入れることです。私は水曜の夜をその日にしました。

落ちていた頃の私は、「毎日やる」と決めていました。ところが人間なので、どうしてもできない日が出ます。するとその日は「サボってしまった」という罪悪感だけが残り、翌日以降のやる気まで削がれていく。できなかった日が、次の日の足を引っ張る——これを4年くり返しました。

最初から休む日を決めておくと、この罪悪感が消えます。休みは計画の一部なので、後ろめたさがない。そして翌日、驚くほど頭が動きます。家族と過ごす時間もここで確保できたので、「勉強ばかりでごめん」という気持ちも軽くなりました。

直前期はどうしても「毎日やらなければ」と思い込みがちです。でも、あと2か月弱を走り切るなら、途中で倒れない設計のほうが、結果的に多く積み上がります



※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。試験日・時間などは執筆時点(2026年)の情報です。最新の内容は必ず公式情報でご確認ください。

まとめ|直前期は「削らない」ほうが伸びる

4回落ちて5回目で受かった私が、直前期にたどり着いた3つの習慣をおさらいします。

  1. 勉強時間より先に、起きる時間と寝る時間を固定する(枠が決まると、捨てるものが決まる)
  2. 夜は新しいことを覚えない(朝に新単元、夜は○×確認と間違えた肢の読み返し)
  3. 週1日、勉強しない日を先に決める(罪悪感を消すと、翌日の頭が動く)

3つに共通しているのは、がんばる量を増やすのではなく、倒れない設計にするという考え方です。睡眠を削って走った4回は落ち、削らないと決めた5回目で受かった——これが私の正直な実感です。

本番は10月18日(日)の13時から15時。その2時間に、いちばん元気な自分で座っていられるように。あと2か月弱、無理せず、いっしょに走り切りましょう。応援しています。

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