「仕事から帰ったらもうクタクタで、テキストを開く前に寝てしまう」——働きながら宅建を目指していた頃の私は、毎晩そんな自分に小さくがっかりしていました。私は建設・リフォームの仕事をしながら宅建士の勉強を続け、なんとか合格までたどり着いた一人です。今日は試験テクニックではなく、「どうすれば勉強を続けられたのか」という体験談を、同じように働きながら頑張る方へお届けします。
才能ではなく「続けられたかどうか」だけだった
合格してから振り返って、いちばん強く感じたのはこれでした。宅建は、特別に頭がいい人だけが受かる試験ではありません。私の周りでも、地頭の良し悪しより「最後まで勉強を続けられた人」から順に受かっていきました。逆に言えば、勉強そのものより「続ける仕組みづくり」でつまずく人がとても多いのです。私自身、最初の数か月は何度も中断しました。
私が続かなかった3つの理由
恥ずかしい話ですが、当時の私が勉強を投げ出しかけた原因は、だいたい次の3つでした。
- ① 仕事の繁忙期に「ゼロか100か」で考えてしまう……忙しい週は1ページも進まず、罪悪感でさらに遠ざかる。
- ② 完璧なノートを作ろうとして手が止まる……色ペンで美しくまとめることが目的になり、肝心の暗記が進まない。
- ③ 模試の点数に一喜一憂して心が折れる……まだ実力がつく前の点数で「向いていない」と決めつけてしまう。
どれも「やる気が足りない」のではなく、仕組みの問題でした。だから、気合ではなく工夫で乗り越えるしかないと気づいたのです。
続けるためにやった3つの工夫
工夫①:1日の最低ラインを「5分」まで下げた
「今日は最低5分だけでいい」と決めました。5分なら、どんなに疲れた日でもできます。不思議なもので、いざ始めると10分、15分と続くことも多い。大事なのは『毎日机に向かう習慣』を切らさないことで、勉強量はあとから付いてきました。繁忙期でも「ゼロの日」を作らなかったのが、いちばん効きました。
工夫②:ノート作りをやめて「過去問とテキストの往復」だけにした
きれいなノートづくりはきっぱり卒業しました。代わりに、過去問を解く→間違えた所をテキストで確認→印をつける、の往復だけに絞りました。教材も、あれこれ買わずに「1冊のテキストと1冊の問題集をボロボロになるまで繰り返す」と決めたら、迷う時間が一気に減りました。私自身、当時これを早く知っていればと今でも思います。教材選びで迷っている方は、まず定評のある1冊を選んでしまうのが近道です。
独学が不安な方は、スキマ時間で進められる通信講座を1つ持っておくと、繁忙期でも勉強のリズムが崩れにくくなります。宅建士講座・ゼロから始めて1年合格!(アガルート)のような、動画で要点を絞ってくれる講座は、働きながら派の強い味方でした。![]()
工夫③:点数ではなく「続いた日数」を記録した
模試の点数で落ち込む癖を直すため、カレンダーに「勉強できた日」だけ○をつけました。点数ではなく『続いている自分』を可視化すると、不思議とやる気が戻ってきます。○が並んでいくのが嬉しくて、「この連続を切りたくない」という気持ちが、最後まで私を机に向かわせてくれました。
続けた先に待っていたもの
合格して変わったのは、知識だけではありませんでした。「やると決めたことを、地味でも続けられた」という小さな自信が、その後の仕事や独立準備の場面でも背中を押してくれています。宅建の勉強は、資格そのもの以上に「続ける力」を鍛えてくれた時間でした。
勉強の合間の気分転換に、書店で実際にテキストを手に取って自分に合う1冊を選ぶのもおすすめです。下のリンクから、宅建のテキスト・問題集のレビューを比較できます。
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まとめ:気合より「続ける工夫」
働きながらの宅建合格でいちばん大事だったのは、才能でも長時間勉強でもなく、「毎日ゼロにしない工夫」でした。
- 最低ラインを5分まで下げて、習慣を切らさない
- ノート作りをやめ、テキストと過去問の往復に絞る
- 点数ではなく「続いた日数」を記録する
もし今、思うように進まなくて落ち込んでいる方がいたら——大丈夫です。続けてさえいれば、ちゃんと前に進みます。今日の5分から、また始めてみてください。応援しています。
