日曜の夜、ふと机の前に座ったとき、なんとも言えない「胸のざわつき」を感じることはありませんか。
来週の本業のスケジュールが頭をよぎり、机の隅に積まれた宅建のテキストを見て「今週もあまり進まなかったな」と一瞬目をそらす。スマホを開けば、SNSや動画でなんとなく時間が溶けて、気付くと深夜0時。
「日曜の夜が、いちばん勉強がしんどい」──宅建受験生の多くが抱える、隠れた山場です。
その不安の正体は「来週やることが、まだ言葉になっていない」
私自身、5回宅建を受け直した社会人受験生でした。1〜3回目までの日曜の夜は、決まって「とりあえずテキストを開く→集中できない→自己嫌悪→寝る」の繰り返しでした。
今振り返ると、日曜の夜にしんどかった理由はやる気の問題ではなく、「来週やる宅建範囲が、頭の中でぼんやりしているまま月曜を迎える不安」でした。
言語化されていない不安は、ずっと残り続けます。「やらなきゃ」だけが心の中で鳴り続け、結果として何にも手がつかない夜になっていました。
日曜の夜にやってよかった3つのこと
4回目の受験以降、私は「日曜の夜は気合いで勉強する場」ではなく、「来週の自分を軽くするための、夜の準備時間」と割り切るようにしました。やったことは、たった3つです。
① 来週やる宅建範囲を、3行だけ紙に書く
夜10時、机の上に手のひらサイズのメモを置き、来週やる宅建範囲を3行だけ書きました。
たとえば「①宅建業法・媒介契約 ②権利関係・抵当権の復習 ③過去問10年分の宅建業法だけ通す」のように、行きたい場所を3つだけ言葉にします。
ポイントは「分量」ではなく「方向」を書くこと。「テキストを全部読む」と書くと挫折しますが、「媒介契約のページを開く」なら月曜の夜にも始められます。書いてしまえば、頭の中でぐるぐる回っていた不安はだいぶ薄くなりました。
② 月曜の朝食と勉強場所を、先に決めておく
意外と効いたのが、「月曜の朝食」と「月曜に勉強する場所」を日曜の夜に決めておくことです。
朝食はコンビニで買うパンとコーヒー、勉強場所は会社近くの喫茶店、と決めるだけ。月曜の朝に「考えること」を1つでも減らしておくと、不思議と勉強までたどり着けるようになりました。
やる気は、判断を重ねるほど消耗します。だから前夜に判断を済ませておくと、朝の自分を「やるしかない人」に置き換えられる。これは合格後、本業の進め方にも応用できる感覚でした。
③ 30分早めに、布団に入る
そして最後は身も蓋もない話ですが、30分早めに布団に入ること。
日曜の夜に「もう少しだけ勉強しなきゃ」と粘ると、たいてい翌朝、月曜の出社直前まで眠くて何もできず、そのまま一週間がぼんやりと過ぎていきます。
夜の30分よりも、月曜朝のすっきりした30分のほうが、宅建受験生にとって価値が高い。これは4回目以降の私がいちばん変えた習慣で、合格年の日曜の夜は、いつも23時前後には寝室にいました。
道具は、最初の一冊から
「日曜の夜の3つのこと」を続けるには、机の上にすぐ開けるテキストが1冊だけあると強いです。
最近は宅建のテキストもどんどんアップデートされていて、私自身も毎年買い替えています。書店まで足を運ぶ余裕がない週は、ネットで翌日に届くタイプを選ぶようにしていました。
無理にあれもこれも揃えず、まずは1冊。読者の方も、同じ悩みを抱える夜は、まずこちらを覗いてみてほしいです。
「気合い」ではなく「夜の段取り」で勉強は続く
宅建勉強でいちばんつらいのは、知らない論点ではなく、毎週日曜の夜にやってくる「またこの一週間が始まるのか」という重さだと、私はいまでも思います。
だからこそ、その夜を気合いで乗り切ろうとせず、「3行のメモ」「月曜の段取り」「30分早寝」の3つで、来週の自分を軽くしてあげてください。
合格までの距離は、急に縮まりません。でも、日曜の夜の自分への接し方を変えるだけで、月曜の足取りはきっと変わります。
今夜、あなたもまずは紙に3行、書いてみてください。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
