① 4回連続で落ちて、5月の今が一番きつかった
「またダメかもしれない」――5月の連休が明けたあと、机の前でそう呟いた朝のことを、今も覚えています。
私が宅建に合格したのは5回目の挑戦でした。1回目から4回目までは、いつも35点前後。あと2点、あと1点が、毎年遠かったのです。
当時の私は「自分は暗記が苦手だから」と言い訳していました。でも本当の理由は別のところにあったと、5回目に挑戦した時にようやく気づいたのです。
② 落ちる原因は、量ではなく「向き合い方」だった
4回目までの私は、テキストを何冊も買い、過去問を何周も回していました。勉強時間も、決して少なくはありませんでした。
それでも合格できなかった理由を、5回目の挑戦のとき、はっきり言葉にできました。「やった気になっていただけ」だったのです。
同じことを繰り返しても、結果は変わりません。あの年の5月、私は勉強の中身そのものを見直すことにしました。
③ 4回目までやっていなかった3つのこと
「これをやっていなかったから落ちたのか」と、後から気づいたことが3つあります。一つずつお話しします。
原因1|過去問を「答え合わせ」で終わらせていた
私は過去問を解いて、答えを見て、〇×をつけて、それで終わりにしていました。「正解できた」と「不正解だった」の二択で処理していたのです。
本当に必要だったのは、4つの肢それぞれについて「なぜこれは正しいのか/なぜこれは違うのか」を自分の言葉で説明することでした。
正解した問題でも、4肢のうち2つは何となくの感覚で切っていたりします。そこを丁寧に拾い直すと、抜け落ちていた論点が次々と出てきました。
原因2|5月の生活リズムが、毎年乱れていた
4月に新年度が始まり、5月の連休で気が緩み、連休明けに体調が落ちる――4回目までの私は、毎年この流れでした。
「夜にまとめて勉強しよう」と思って、結局眠くなって寝てしまう。翌朝は罪悪感だけが残る。この繰り返しでした。
5回目の年は、「朝6時から1時間だけ、同じ机で勉強する」と決めました。短くてもよかったのです。続けることのほうが、ずっと大事でした。
原因3|模試を「点数を見るため」だけに使っていた
模試の使い方も、4回目までは間違っていました。点数だけ見て、一喜一憂して終わり。それでは何のための模試か、わからなくなっていました。
5回目の年からは、模試を本番のリハーサルとして使いました。同じ時間に始め、同じ服装で受け、終わったらすぐに4肢全ての根拠を書き出す。点数ではなく、「次に同じ問題が出たら、確実に取れるか」という目線で見直したのです。
④ 解決のために、私が5月にやった3つのこと
解決1|1問4肢すべての根拠をノートに書き出す
過去問を解いた後、ノートを開いて、4つの肢それぞれについて「正しい理由・誤っている理由」を1〜2行で書き出しました。書いてみると、自分が説明できない肢が必ずあります。そこが弱点でした。
このやり方で、市販のテキストや過去問集を1冊ずつ丁寧に潰していきました。私自身、当時これを知っていたら、もっと早く合格できていたと思います。同じ悩みを持つ方には、一度こちらを覗いてみてほしいです。
解決2|朝6時から1時間だけ、同じ場所で机に向かう
夜は勉強しないと割り切りました。家事や仕事で疲れている夜に集中するのは、ほぼ不可能だったからです。
朝6時に起きて、コーヒーを淹れて、同じ机で1時間。それだけ。続けるうちに、5月の終わりには「朝の机が、自分の場所だ」と感じられるようになっていました。
解決3|模試は本番と同じ条件で受ける
模試は、自宅であっても本番と同じ条件で受けました。スマホは別室、服装も本番想定、開始時刻も同じ。終わったら、点数より先に4肢全部の根拠を書き出す。
これを2〜3回繰り返すと、本番でも緊張しすぎなくなります。「いつもの土曜日と同じだ」と思えるようになるからです。
⑤ 5月の今からでも、間に合います
「もう5月の半ばだから、間に合わないかも」と思う方もいるかもしれません。でも私自身、5月にやり方を変えて、その年の10月に合格しました。
大切なのは「今までと同じやり方を、今日から変える」こと。たった1問でも、4肢すべての根拠を書き出すところから始めてみてください。
もし独学で限界を感じているなら、講座を併用するのも一つの選択肢です。私のように4回も遠回りせずに済む方法は、確かにあります。
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⑥ まとめ
- 4回連続で落ちた原因は、量ではなく「向き合い方」だった
- 過去問は4肢全部の根拠を書き出す/朝1時間に絞る/模試は本番条件で
- 5月にやり方を変えれば、その年の10月にちゃんと届く
このブログでは、私自身の宅建挑戦の体験談と、合格後のキャリアの話を毎日書いています。同じように何度か落ちた経験のある方に、少しでも届けば嬉しいです。
