「6月から宅建士試験の勉強を始めて、本当に10月の本番に間に合うのかな…」
そんな不安を抱えながら、テキストを買おうか迷っている方は多いと思います。私自身、宅建士の勉強を始めたのは梅雨入り直前で、「もう遅いかも」と心配しながらのスタートでした。
結論からお伝えすると、6月スタートでも、過去問中心の学習に切り替えれば合格は十分狙えます。毎日コツコツ進めるリズムさえ作れれば、残り約4ヶ月半(本番想定:2026年10月18日/第3日曜)で十分に得点力は仕上がります。
なぜ「6月スタートで間に合う」のか
宅建士試験の合格に必要な学習時間は、一般的に300〜400時間といわれます。6月1日から10月18日までは約140日。1日2〜3時間の学習を続ければ、本試験まで合計280〜420時間を確保できる計算です。
つまり「6月スタート=遅い」のではなく、「6月スタート=1日の学習量をきちんと積み上げる必要がある」という意味です。逆に、いま着手しないままズルズル7月8月に流れ込むほど、1日あたりの負荷が跳ね上がってしまいます。
合格に近づく3ステップ
① 6月:過去問を1周して「試験の体感」をつかむ
テキストを最初から読み込もうとすると、用語の難しさで挫折しやすいです。私が一番おすすめするのは、いきなり過去問(かこもん)を1周してしまう方法です。
- 権利関係、宅建業法、法令上の制限、税・その他の4分野を満遍なく
- 解けなくて当たり前。正解・不正解を気にせず、解説を読みながら通す
- 1問あたり3〜5分のペースで、ノートにキーワードだけメモ
こうすると「試験ってこういう聞き方なんだ」「ここが頻出なんだ」が肌感覚で分かります。テキストを読むのはこの後の方が、ずっと頭に残ります。
② 7〜8月:宅建業法と権利関係を重点強化
過去問1周で気づくはずですが、宅建業法(20問)と権利関係(14問)の合計34問で、合格点(おおむね35〜38点)の大半を狙うのが王道です。
- 宅建業法は暗記中心。35条書面・37条書面、報酬計算、8種制限など出題パターンが固定的
- 権利関係は理解中心。民法の意思表示、相続、抵当権、賃貸借あたりは毎年高確率で出題
- 1日のうち、半分以上をこの2分野に振る配分が現実的
独学が不安な方は、社会人向けに設計されたオンライン講座を覗いてみるのもありです。私自身、当時もっと早くこういう選択肢を知っていれば、遠回りを減らせたと思います。
③ 9月〜10月:模試+直前期で得点力を仕上げる
9月に入ったら、必ず本試験と同じ2時間で50問を解く「模試」を最低3回は経験してください。
- 時間配分(1問あたり平均2分24秒)に体を慣らす
- マークシートの記入と見直しのリズムを作る
- 苦手分野を最後の2週間でピンポイント補強
「模試で35点を切っても、本試験までの1ヶ月で十分巻き返せます」と、私は受験仲間に何度も言ってきました。むしろ模試で穴に気づけたことが合格につながります。
毎日の勉強リズムが何より効く
3ステップよりも、実は「毎日同じ時間に、同じ場所で、同じ分量だけ続ける」リズム作りの方が合否を分けます。
- 朝20分:過去問の解き直し1テーマだけ
- 通勤・休憩中:スマホアプリで一問一答10問
- 夜60分:その日のテーマをテキストで仕上げ
「合計2時間」を「20分×3回」に分割するだけで、ぐっと続けやすくなります。私自身、まとまった3時間より、こま切れ20分の方が結果的に集中できました。
私の体験:6月始めても合格できた話
私が宅建士を受けた年は、本格的に勉強を始めたのが6月初旬でした。当時は不動産とは関係ない仕事をしながらで、平日はまとまった時間が取れず、「これは無理かも」と何度も諦めかけました。
救われたのは、上で書いた「いきなり過去問1周」と「20分×3回の分割学習」です。とくに通勤の電車で一問一答を回す習慣が、本試験で「あ、これ見たことある」を増やしてくれた実感があります。
テキスト選びに迷うなら、まずは大型書店やネット書店で売れ筋を1冊だけ買って、それを徹底的に使い倒す方が結果が出ます。あれこれ手を出すよりずっと早道です。
合格後の活かし方も少しだけイメージしておく
これは個人的なおすすめですが、勉強がしんどい時こそ「合格後にどう活かすか」を1分だけ妄想すると、踏ん張りが効きます。
不動産会社へ転職する、副業として住宅相談を始める、地元の実家相続の知識として使う、独立してスモールビジネスを立ち上げる――宅建士はゴールではなく、選択肢を増やす入口です。資格を取った後の動き方を眺めておくと、勉強のしんどさが「投資中の時間」に変わります。
まとめ
6月から始める宅建士試験対策のポイントは、次の3つでした。
- 6月:過去問を1周して「試験の体感」をつかむ
- 7〜8月:宅建業法と権利関係を重点強化
- 9〜10月:模試+直前期で得点力を仕上げる
そして合否を本当に分けるのは、3ステップよりも毎日のリズム作り。1日2時間を、こま切れ20分×3回に分けて積み上げてください。
「もう遅いかも」と感じている今この瞬間が、いちばん早いスタートです。一緒に10月の本試験を笑顔で迎えましょう。
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