「宅建の勉強、権利関係や宅建業法はなんとかなってきたのに、法令上の制限だけはどうしても頭に残らない…」。7月に入って過去問を回し始めた方から、この声を本当によく聞きます。用途地域、建蔽率、容積率、農地法の3条・4条・5条、届出の面積……数字とルールのオンパレードで、覚えても覚えても抜けていく。私自身、受験生時代にいちばん苦しんだのがこの分野でした。
でも安心してください。法令上の制限は「丸暗記」で攻めるから覚えられないだけで、覚え方を変えれば得点源に変わります。この記事では、宅建士の私が本試験までに実際にやった「数字の丸暗記に頼らない3つのコツ」をお伝えします。
なぜ法令上の制限は「覚えられない」と感じるのか
法令上の制限は、都市計画法・建築基準法・国土利用計画法・農地法・盛土規制法(旧・宅地造成等規制法)などの寄せ集めです。1問1問は難しくないのに、似たような数字と用語が大量に並ぶため、脳が「どれがどれだか分からない」状態になります。これは頭が悪いのではなく、覚え方が試験の作りに合っていないだけです。
覚えられない人がハマる3つの原因
まず、多くの受験生が同じところでつまずきます。心当たりがないかチェックしてみてください。
- 原因①:意味を考えず「数字だけ」を丸暗記している
「接道義務は2m」「道路は幅員4m」と数字だけ暗記すると、似た数字と混ざってすぐ抜けます。 - 原因②:似た項目をバラバラに覚えている
農地法3条・4条・5条や、国土利用計画法の届出面積を、それぞれ別々のページで覚えると比較ができず混乱します。 - 原因③:細かい例外まで完璧に覚えようとしている
出題頻度の低い数字まで追いかけて、肝心のよく出るところが手薄になっています。
数字の丸暗記に頼らない3つのコツ
コツ①:数字は「理由・イメージ」とセットで覚える
数字だけを覚えるのではなく、「なぜその数字なのか」をイメージで結びつけると一気に定着します。
たとえば建築基準法の接道義務。「敷地は幅員4m以上の道路に2m以上接すること」を丸暗記するのではなく、「火事のとき消防車や人が通れる幅が必要だから」とイメージすれば、4mも2mも自然に思い出せます。数字の裏にある“目的”を一緒に覚えるのがコツです。
私自身、当時この「理由づけ暗記」を知っていたら、もっと早く法令上の制限を得点源にできていました。独学で理由まで解説してほしいと感じたら、宅建士講座・ゼロから始めて1年合格!のアガルートのように、図解で「なぜ」を教えてくれる講座を一部だけ取り入れるのも近道です。![]()
コツ②:似た項目は「1枚の表」で横断整理する
バラバラに覚えるから混乱するのです。似たものは1枚の比較表にまとめて、違いだけを覚えましょう。
代表例が農地法です。3条=権利移動、4条=転用、5条=転用+権利移動と、たった1行の表にすると一気に整理できます。国土利用計画法の事後届出の面積(市街化区域は2,000㎡以上、それ以外の都市計画区域は5,000㎡以上、都市計画区域外は10,000㎡以上)も、縦に並べて比べると「区域が広くなるほど基準面積も大きい」という流れで覚えられます。
ノートの見開きに手書きで表を作るだけでも効果は絶大です。市販のまとめ本を1冊手元に置くと、この横断整理がぐっと楽になります。
コツ③:過去問で「よく出るところ」に絞る
法令上の制限は満点を狙う分野ではありません。用途地域・建蔽率・容積率・農地法・開発許可といった頻出テーマに絞り、過去問で3回以上出ているところを最優先で固めましょう。細かい例外は後回しでOKです。
7月の今なら、まず過去10年分の法令上の制限だけを縦に解いてみてください。「あ、ここ毎年出てる」という手応えがつかめれば、覚えるべき数字はぐっと絞れます。
教材選びで迷ったら、まずは1冊、分野別に整理された問題集を用意するのが確実です。
まとめ:法令上の制限は「覚え方」で得点源に変わる
法令上の制限が覚えられないのは、才能でも記憶力でもなく、覚え方が試験に合っていなかっただけです。今日から次の3つを意識してみてください。
- コツ①:数字は「なぜその数字か」の理由・イメージとセットで覚える
- コツ②:似た項目は1枚の比較表で横断整理する
- コツ③:過去問で「よく出るところ」に絞って固める
7月の今から取りかかれば、法令上の制限は本試験であなたを支える得点源になります。焦らず、まずは農地法の1枚表から始めてみましょう。
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