不動産投資デビュー前に知ってほしい3つの落とし穴|宅建士が現場で見てきたリアル

不動産経営
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不動産投資デビュー前に知ってほしい3つの落とし穴|宅建士が現場で見てきたリアル

「家賃収入で不労所得を作りたい」「将来年金が不安だからワンルームを買おうか」——そんな思いで不動産投資を検討する方が、ここ数年で本当に増えました。

ただ、宅建士として現場で売買を見てきた立場から言うと、最初の1棟・1室で失敗する人の多くが「同じ3つの罠」にハマっています。今日はその罠と、買う前に必ず確認したい視点をお伝えします。

① そもそも、なぜ不動産投資が「危ない」と言われがちなのか

株や投資信託と違って、不動産は 金額がケタ違いに大きく、しかも売りたいときにすぐ売れない 資産です。1,500万円の中古ワンルームでも、購入時の登記費用・仲介手数料・ローン手数料で数十万〜100万円単位の初期コストがかかります。

さらに、買った瞬間に資産価値は「業者の利益分」だけ目減りするのが普通です。新築ワンルームを2,500万円で買って翌年に売ると、1,800万円台しか付かないケースもザラ。これは詐欺ではなく、不動産流通の構造上の話です。

② 私が宅建を取ったあと、不動産投資で実際に困った人を3人見ました

体験談として、宅建を取ってから現場で出会った投資オーナーの話を一つだけ。

30代の会社員Aさんは、職場に飛び込み営業で来た業者から「節税になります」「年金代わりです」と勧められて新築ワンルームを1室購入。最初は順調でしたが、3年目に最初の入居者が退去した瞬間に空室期間が4ヶ月続き、毎月のローン返済(マイナス4万円)を給料から持ち出す状態に。

結局Aさんは6年で売却を決断しましたが、購入価格から500万円以上下がっており、ローン残債との差額を貯金から補填して終わりました。「節税になる=赤字を作っている」という当たり前の事実を、契約前に誰も教えてくれなかったそうです。

③ 不動産投資デビュー前に潜む「3つの落とし穴」

落とし穴1:表面利回りだけで判断してしまう

広告に「利回り8%!」と書かれていても、それは 年間家賃収入 ÷ 物件価格 の数字です。実際には固定資産税・管理費・修繕積立金・原状回復費・空室期間が引かれるので、手取りベースの実質利回りは表面の半分以下になることも普通です。

落とし穴2:ローン審査が通る=買って良い物件、ではない

銀行はあなたの「年収」と「物件の担保価値」を見て融資を出します。つまり、あなたが返せる人だから貸すだけで、その物件が儲かるかどうかは保証していません。「銀行が貸してくれたから安心」というセールストークは要注意です。

落とし穴3:出口戦略を考えずに買ってしまう

不動産は買うときよりも 「売るとき」「貸し続けるとき」のシミュレーションが命 です。10年後・20年後にこの物件はいくらで売れそうか、そのとき自分は何歳で、ローン残債はいくらか——ここを業者任せにせず、自分で数字を出せるかどうかが分かれ目になります。

④ では、どうすれば「失敗しない側」に立てるのか

私自身、宅建を取って一番大きく変わったのは「物件資料を自分で読めるようになった」ことでした。重要事項説明書を業者から渡される側ではなく、業者と対等に話せる側に回れるだけで、提案される物件の質がまったく変わります。

もし「不動産投資はしたいけど、業者の言いなりになりたくない」と少しでも感じているなら、まずは宅建の知識を体系的に入れるところからが遠回りに見えて一番近道です。私自身、当時これを知っていたらAさんのような後悔をする人をもっと早く止められていたと思います。

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「投資はしないけど、家族の住み替えやマイホーム購入で同じ視点を活かしたい」という方も同じです。物件を見る目を養うこと自体が、人生で何千万円分もの安心につながります。

⑤ 売却・査定の視点から「買ったらいくらで売れるか」を逆算しておく

不動産投資を検討するなら、「買う前に、その物件を売るとしたら今いくらか」を必ず一括査定で確認しておくのがおすすめです。提示価格と査定額の差が、業者の利益と将来あなたが背負う含み損になります。

同じ悩みを持つ方には、無料で複数社の査定額を比較できるサービスを覗いてみてほしいです。

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⑥ まとめ|投資の前に「自分が判断できる側」になる

  • 表面利回りではなく、税金・修繕・空室を引いた 実質利回り で考える
  • 銀行のローン審査は「物件の良し悪し」を保証しない
  • 10年後・20年後の出口戦略を自分の言葉で説明できるか

不動産投資は、正しく学べば確かに資産形成の選択肢になります。ただ、最初の一歩で業者任せにすると、取り返しがつきにくい金額の損失につながります。「買う前に勉強する側に回る」——これだけで、投資人生のリスクは大きく下がります。



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